「好きなことを仕事にしていて素敵ね」。多くのフォトグラファーが耳にする言葉です。温かい言葉ですが、その裏にある現実は見えにくいものです。一枚の写真の背後には、何年にもわたる学び、高価な機材、見えない作業時間、そしてお客様に対する大きな責任があります。ここでは、写真が厳しい仕事である理由と、正当な報酬に値する理由をお伝えします。
何年にもわたる学び
光、構図、カメラの設定、被写体との関わり方、レタッチ。これらを身につけるには、日々の練習と学び続ける姿勢が欠かせません。技術もソフトウェアも進化し続けるため、フォトグラファーは、多くの場合プライベートの時間を使って学び続ける必要があります。
大きな機材投資
カメラ、レンズ、フラッシュ、三脚、バッテリー、メモリーカード、パソコン、色校正済みのモニター、バックアップ用のディスク。これらはすべて大きな投資であり、定期的な買い替えも必要です。水中撮影では、さらに防水ハウジングや専用のライティングも加わります(水中撮影の機材もご覧ください)。
見えない作業時間
1時間の撮影には、その前の準備、その後の選別とレタッチ、納品、お客様とのやり取り、事務作業も含まれます。この時間は目に見えませんが、お客様にお届けする仕上がりの質を左右します。
確かな責任
結婚式、赤ちゃんの誕生、洗礼式は、やり直しがききません。フォトグラファーには、その瞬間を逃さないこと、データを確実に守ること、期日どおりに納品することへの責任があります。外からは気づきにくいものの、これは確かなプレッシャーです。
ときに厳しい環境
熱帯の暑さ、湿気、うねり、雨、不規則な時間帯、週末や祝日。フォトグラファーは、みなさんがお祝いをしているときに働いています。重い機材を運び、何時間も立ち続け、一日が長引いても笑顔を絶やしません。
独立した仕事として
社会保険料、保険、経理、営業活動、情報発信。会社勤めの方とは違い、フォトグラファーは仕事が少ない時期も、休暇も、老後の備えも自分でまかなっています。一つひとつのご依頼の料金は、撮影の1時間だけでなく、これらすべてをカバーしなければなりません。
正当な報酬がもたらすもの
フォトグラファーに適正な報酬をお支払いいただくことで、機材への投資を続け、学び続け、丁寧に時間をかけて仕事をし、お客様のために対応できる体制を保つことができます。それは同時に、丁寧で信頼でき、期日どおりに納品される仕事をお受け取りいただくための保証でもあります。
料金がどのように決まるのか気になる方は、フォトグラファーの料金はどう決まるのかの記事で判断基準を詳しくご説明しています。
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